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case 07
【使い勝手の良いキッチンの作り方】
注文住宅ならではのこだわりのキッチン
nagomの得意としている空間は以下の4つです。
・家族が笑顔になる広がりのあるリビング
・使い勝手の良いキッチン
・居心地の良い居室のようなバスルーム
・たっぷり入る収納計画
今回は使い勝手が重要なキッチンの事例をご紹介させて頂きます。
建築家の作る注文住宅だからこそできるキッチンを目指しています。
キッチンは生活感が出やすい場所のためすぐに隠せる収納計画や家電をどの位置に配置するかを大切にして設計を進めていきます。また、リビングとダイニングとどのような関係性にするかもご相談しながら進めていきます。
1 Livingの家
壁付けキッチン
対面式キッチンを望まれる場合が多いですが、この事例のようにマンションリノベーションでは壁付キッチンにすることで、リビング空間を広々と見せることができるメリットもあります。一方でリビングから良く見えるため、リビングの一部として設えることが綺麗に見せるポイントです。通常より長い3.3mの幅を持たせ、面材を他の家具と色を合わせたり、飾り棚を付けることでキッチンではなく壁面収納のように見せることを心掛けました。
メーカーのシステムキッチンですがタイルを貼ったり水栓を別メーカーの商品を使用することで造作キッチンのように見せることができます。
[キッチンサイズ:3300×650mm]
借景の中に暮らす家
ペニンシュラキッチン
GRAFTEKTのセミオーダーキッチンです。メラミン天板が特徴のためオープンキッチンでリビングの一画に家具のように配置する場合に適しています。キッチンの正面には大開口があるため、料理をしながらも借景を楽しんで頂くことができます。
ダイニングテーブルと背面収納も同じ面材で仕上げることで全体をまとめ、シンク横の壁で雑多になりがちな部分をリビング側からは見えないよう工夫しています。キッチン廻りを綺麗に保ちやすくするためにキッチン裏に1.5畳程度のパントリーを設けています。
[キッチンサイズ:2600×900]
街に開く職住一体の家
セパレートキッチン(壁付け+ペニンシュラ)
パティシエの奥様が自宅でも洋菓子の試作ができるように業務用オーブンなどを設けたオーダーキッチンを設計しました。
天板は厨房でも用いられるようなステンレスのヘアラインで仕上げ、扉は水や傷に強いメラミンでつくることで住宅以上の頻度で使用できる強度を実現しています。
住宅のキッチンの場合は生活感を出さないためにキッチン用品を隠すように設計することが多いですが、仕事で多用することを考慮し道具類を手の届く範囲に道具を引っ掛けたり、リビング側から見えにくい範囲をオープン棚とすることで使い勝手の向上を目指しました。
[キッチンサイズ:1850×800、2400×700]
ダブルダイニングの家
セパレートキッチン(セパレート+ペニンシュラ)
L型の壁付けキッチンだった場所を対面式のオーダーキッチンにリフォームした事例です。お2人暮らしだったため朝食や軽食をパパっと用意し後片付けまでをスムーズに行えるよう、カウンターキッチンの一部をテーブルとして使用できるようにしました。広々した天板は料理の作業性も向上し、お菓子作りをする際にも便利です。
キッチン奥にはパントリーを用意し、家電や備蓄品を収納できるスペースを設けています。普段は使いやすいようパントリーの扉は開いて使用し、来客がある際は扉を閉めるだけで生活感が出やすい部分をすぐに隠すことができます。キッチンにも沢山の引出しを用意し、引出し内にもフキンや包丁、ラップ類などが収納しやすいように工夫することで、システムキッチンにも負けない使い勝手を造作キッチンで実現しました。
[キッチンサイズ:2000×950mm、1800×650mm]
K house (前職 担当作品)
セパレートキッチン(壁付け+アイランド)
シンク側に立つと目の間に緑道の緑が見渡せる位置に配置したオーダーキッチンです。ガゲナウ製のガスコンロは日本製にはない火力が魅力で中華料理や鉄鍋を使用したい方におすすめです。また、煮物などを作る際に便利なIHコンロも横並びに設置することができることも利点です。
[キッチンサイズ:1900×1000、2850×750]
N house (前職 担当作品)
ペニンシュラキッチン
左右対称のプランをした平屋に設置したオーダーキッチンの事例です。写真左側がキッチンでその対称となる写真右側にキッチン天板と同じ素材を使用したデスクスペースを配置することでリビング空間の中にキッチンを馴染みやすく設計しています。また、レンジフードを壁で見せない位置とすることもポイントです。
[キッチンサイズ:2700×700]
T house (前職 担当作品)
アイランドキッチン
3階にあるオーダーキッチンから大きな銀杏の木を見ることができる事例です。写真右側のコンクリート壁でキッチン手元を隠し、来客時に雑多な部分を見せないよう配慮した計画です。背面収納には趣味で集められた多くの器やその箱を収納できる容量を確保するために綿密に計算して設計した引き出しを設けています。
[キッチンサイズ:3300×700]
まとめ
キッチンはご家庭によって使い方や求められる能力が全く異なるため、全物件ゆっくりとお話を聞きながら空間に配置しています。
打合せの際には好きな食事、来客の頻度、旅行で滞在したホテルなど直接は設計には関係なさそうなお話も伺いながら、楽しいキッチン空間を一緒につくり上げていきたいと思います。
お問い合わせはコチラからお待ちしております。