設計の仕事
design works
記憶を継ぐ家
1-注文住宅
埼玉県の広い敷地の一角に建つ木造2階建ての戸建て住宅です。
母屋の綺麗に整備された庭が南側にあり、平面方向・垂直方向への広がりを堪能することを考えて計画しました。1階リビングと2階サブリビングは吹抜を介して気積を共有し、南側から燦燦と降り注ぐ光と庭木の木漏れ日、空への広がりを感じながら暮らすことができます。建設前の敷地高低差や形状を建物プランに反映するとともに、隣地に建つ母屋の屋根と軒を連ねていくことで敷地の記憶や名残りを感じ、住み継ぐことを形にできないかと考えています。
配筋検査
2024年2月
基礎のコンクリートを打設する前に行われるのが配筋検査です。構造図にて計画した鉄筋配置が誤っていないかを瑕疵担保保険の検査員、工務店、設計者にて検査を行います。各所スケールを当てながら鉄筋ピッチや鉄筋太さをチェックしていきます。住宅の礎となる大切な検査で無事合格しました。元地盤に高低差があった記憶を残すように基礎形状にも高低差があるのが特徴です。
地盤改良
2023年12月
この地域は近くに水源が多く地盤面下の水位が高いため地盤調査をした結果、地盤改良を行うこととなりました。本計画では柱状にセメントを注入するスクリューフリクションパイル工法を採用しました。
地鎮祭
2023年11月
お日柄の良い日に地鎮祭を行うことができました。
ご契約頂いてから2年弱が経ち、その間ウッドショックなど紆余曲折ありましたがこの日を無事迎えられて嬉しいです。
肌寒い雨の日でしたが、神主さんのお言葉の中に「雨が土地を綺麗に洗い流してくれる」というお話がありました。その土地の上に新たな住まいを問題なく建てられるようしっかりと監理して参ります。