設計の仕事
design works
上下反転の家
2-リノベーション

千葉県に建つ木造2階建てのリノベーション計画です。
新築時からお住まいで約40年間へ変化した周辺環境に合わせて住まいを見直したいというご希望でした。当時は見晴らしが良かった1階リビングは周辺に住宅が建ったためカーテンが締め切りになってしまったそうです。そのため、1階と2階の間取りをそのまま反転させることで開放的な2階リビングを実現することを目指しています。



大工工事
2026年5月
構造体の組み換えがほぼ完了しリビングが1階から2階へと上下が入れ替わりました。屋根の葺き方も変わったため迫力のあるリビング空間が姿を現しました。改修前は周辺環境の変化により閉塞感が出ていましたが2階にリビングが移動することで遠景まで見通すことができるようになりました。竣工に向けてここからペースアップして工事が進んでいきます。


大工工事
2026年2月
構造体である柱や梁の入れ替えが少しずつ進んでいます。当初はプレカットした製材で入れ替えしていく予定でしたが腐食していたり経年で痩せている木材が予想以上に多かったため、すべて現地で採寸しながら大工さんが手刻みで加工して新旧の構造体を組み上げてくれています。現地を見るとこれは大変だということが一目で分かります。お陰で朽ちていた柱や梁が見事に蘇っています。日々作業いただきありがとうございます。

配筋検査
2025年12月
竣工当時は一般的だった布基礎からベタ基礎とするために鉄筋を1階床下に配置しました。構造設計の通りに配筋されているか工務店さんとともに検査を行い、今後も安心して住まえるようにしっかりと足元から強固にしていきます。朽ちてしまっていた土台部分も大工さんの手によって少しずつ新品の木材へと入れ替えられていました。


外部解体工事
2025年10月
諸事情により工事がストップしていましたが無事再開しました。外装を解体したところ内壁以上に傷んでいて柱と土台が離れてしまっている箇所もありました。強い地震が起きたらと思うとぞっとする状態だったのでこのタイミングでの改修工事は英断だったかと思います。工程を少し変更してまずは傷んでいる既存柱を取り除き、新しい柱に差し替えていく工事を開始します。




内部解体工事
2025年3月
解体工事が始まりました。木造リノベーションでは既存躯体を傷めないように丁寧に進めるため少し時間がかかります。施主様より様々な手を尽くしても長年雨漏りが止まらない箇所があると伺っていたので、まずは先行して既存躯体の腐食具合を確認するため内装だけを剥がすことにしました。思った以上に腐食している箇所があったため新しい柱を追加しながら現代の耐震基準を満たすように計画していきます。


リノベーション前



